写真を撮りはじめた頃は、とにかくカッコイイ写真、たとえば、イメージ写真とか、雰囲気写真とか、ポストカードの写真とか、そんな写真に憧れた。 どんどんどんどん撮っていた。 その頃、はデジカメなんかもちろん無くて、お小遣いはフィルム代と現像代に消えて行った。 そのうち、自分の好きなアングルや色や被写体が偏ってきた。 それもなんだか、自分の写真が固まってきた感じでいい感じだった。 会社に勤めていたある日、仕事のおつきあいの中で、たくさんのカメラマンの人たちとつきあうことが増えてきた。 そんな中の一人の新聞社のカメラマンだった。 彼の写真は、何から何まで違う。ありのままを伝える、ガサガサした写真。それでいてまとまりのある写真。 雰囲気とか、イメージとかそんなものではもちろん無くて、 1枚の写真が、たくさんの情報を持つと言うか、何と言うか、分からないけれど、とにかく感動をしたのだ。 そして、私の撮りたい写真が変わった。 伝え残すための手段の写真 語る写真 日常のスナップにたくさんの物語を、、、、、、。 そんな写真が撮りたい私である。 『すぐ乾くから』
by buumi
| 2005-08-19 08:29
| 景
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