朝から夏空
目覚まし時計の音なのか 蝉の声なのか 解らない朝 意識あり 寝たきり 朝チーズねじ込む 水は飲む 胸に穴があいている 丸くポッカリ 一気に来た床擦れ 穴のカバーをチクチク縫った じっとしている 静かに 息を潜めている 夕方チーズねじ込む 水あんまり飲まない 今夜は地域の花火大会 いつもなら嬉しい庭から見える大きな花火 大きな音 田舎には珍しい人通り 緊張した 小僧はばあちゃんと出かけた ブランカにとっても毎年ある花火大会だからだろうか それとも耳が遠くなっているからだろうか 気にしていない様子 ホッとした 花火と夜店めぐり、ばあちゃんにわがまま放題で、テンション高い高い小僧が帰って来た方が、部屋の中は騒音だ 夜店のお土産にアンパンマンカステラ 『ボクの顔をお食べ』 アンパンマンの顔を食べた人は元気になるんだよね そう言って 小僧はカステラの顔をちぎってブランカに差し出した あ 顔たべた けど身体は食べない 話聞いてたのかな? 結局アンパンマンカステラの顔だけ2個食べたよブランカ 床擦れの範囲は広がってはいなかった 夜おしっこしなかった
by buumi
| 2006-08-03 10:34
| ブランカ
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